5月22日(土) ゲスト講演者のプロフィール
午前10時10分〜  基調講演
1968年千葉大学文理学部生物学科卒業。 東京大学大学院新領域創成科学研究生物圏機能学分野教授を経て、現マラヤ大学教授。 熱帯型常緑広葉樹林の北限における群落や種の生態的、形態的適応に関する研究を進めて、 進化的時間スケジュールでの現象解明を目指している。亜熱帯・暖温帯林生態系の保全、 森林の脆弱性評価(いずれも5カ年計画)、生態系モニタリングの手法検討、海外では 3年計画のブータンヒマラヤの生体分布帯に関する研究などに取り組んでいる。 著書に「屋久島、白神山地、ユネスコ世界遺産4東アジア・ロシア」(講談社1998 )ほか多数。
大澤 雅彦 氏
1957年生まれ、北京師範大学歴史学部卒業。雲南民族大学民族研究所講師、 助教授などを経て、現在雲南大学西南疆少数民族研究センター教授。専攻:文化人類学。 著書『雲南民族の歴史文化研究』(雲南民族出版社1996年)、 『ペー族の絞り染め――伝統から現代へ』(雲南人民出版社2001年)、 『雲南特色文化』(共著)(社会科学文献出版社2006年)。 訳書『ヤオ族の歴史と文化――東南アジア山地民族の社会人類学研究』(竹村卓二著)民族出版社 2003年、『人類学』(石田英一郎ほか著)民族出版社2008年。
金 少 萍 氏

1968年 中国雲南省生まれ。 1993年 雲南師範大学生命科学院卒業後、中国科学院昆明植物研究所入所。 絶滅危惧植物の現地調査、繁殖生態の解明、保全の研究に従事。 この功績により、雲南省科学技術進歩賞受賞。1995年から1年間、 富山県中央植物園で雲南省産導入植物の栽培指導にあたる。 富山県招聘研究員として、園芸植物や貴重な植物の保全法に関する共同研究。 現在はイワタバコ科、ベゴニア属、ツバキ属を研究中。2003年、 「雲南花紀行」を日本で出版。野生植物の調査、民族植物利用法の研究など、 雲南各地でフィールドワークを行っている。論文と共著多数。 現職 中国科学院昆明植物研究所 実験師(講師)。富山県名誉大使。

魯 元 学 氏
1972年ブータンパロ生まれ、2004年東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、 現在ブータン農業省再生可能自然資源リサーチセンター所属、 ブータンヒマラヤにおける標高傾度に沿った植生の変化や更新動態、 家畜の放牧など人の利用による植生への影響に関する研究など。 現在、ブータン農業省再生可能自然資源リサーチセンター勤務。
ペマワンダ 氏
午前の部はアジア各国からの「照葉樹林」の研究者による講演会を開催いたします。日本・中国・ブータンからの様々な側面からの研究成果や事例発表を聞くことができます。
午後からは、参加される方々が意見を交換できたり、ものづくりを体験できる分科会を開催いたします。「照葉樹林」をより身近に感じていただけるよう、一般の方々でも気軽に参加できる内容です。
午後1時15分〜 分科会でのテーマ別討議
第1
分科会
照葉樹林の
生物多様性と
文化
総合地球環境学研究所の本貴和教授のコーディネート
による照葉樹林の生物多様性と、
森が育んだ「文化」について
話し合う分科会です。
第2
分科会
照葉樹林の
多面的な機能と
保全・利用
照葉樹林の持つ様々な機能を明らかにし、
今後それらの機能をどう保全・利用して
いくかについて話し合う分科会です。
第3
分科会
照葉樹林を軸に
した地域づくり
と市民参加
森づくりを核にした、地域づくり団体の事例発表を通して、それぞれの団体の活動や、現在抱えている課題を共有する分科会を開催します。
第4
分科会
体験分科会
親子で作る!
木工教室
宮崎県木材青壮年会連合会の協力により、親子で一緒に間伐材を使って、 ものづくりに挑戦できる木工教室! 体験型の分科会です。
【交流会】5月22日(土)午後6時〜
サミット閉会後 特設会場にて開催! 会費3,000円(予定)
国内外の研究者や、森づくりの市民団体が一堂に会する交流会を開催いたします。 綾町で採れたての食材を使った「地産地消」の料理をご堪能いただけます。 この機会に「照葉樹林」に関する情報交換を!要予約、ぜひご参加ください。
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