『海角七号』 監督

PROFILE
台南県永康生まれ。
巨匠エドワード・ヤン監督の名作『カップルズ』の助監督をつとめ、日本の林海像監督の『海ほおずき』にスタッフとして参加。1999年『七月天』で台湾映画界に衝撃を与え、エドワード・ヤン監督の後継と称される。2004年には台湾映画市場の様々な制限、資金面の壁を打破すべく、自費800万円をつぎ込んで『セデック・バライ』の5分間の予告編を撮影し創作力を証明した。2008年、初の長編映画である本作『海角七号』が大ヒット。

『海角七号』』 歌手・俳優

PROFILE
1978年生まれ。
2002年初アルバム『范逸臣』をリリース、韓国映画『猟奇的な彼女』の中国語版主題歌『I Believe』が大ヒットし、バラード系として知られていたが、初の映画出演となる本作では一転、無骨な台南青年・阿嘉をロックに演じている。主題歌『無楽不作』や劇中挿入歌も担当。今後の活躍に注目が集まる。

『海角七号』』 女優

PROFILE
1981年8月17日生まれ。東京都出身。
『美少女H』(98)でドラマデビュー。テレビ、映画、CMで幅広く活躍。06年6月に北京語語学留学のため台湾に渡り、現在台湾を拠点に活躍中。
08年8月に公開された范逸臣(ヴァン・ファン)との主演映画『海角七号』は、興行収入は5億台湾ドルを突破し、タイタニックに次いで、台湾歴代映画興行成績のランキングで2位になった。

『海角七号』 歌手

PROFILE
1980年7月13日生まれ。鹿児島県奄美大島出身。
高校生の頃、独学でシマ唄を始める。00年の奄美民謡大賞で新人賞。同年、日本民謡協会の奄美連合大会で総合優勝。06年EPIC RECORDS JAPANよりシングル「それぞれに」でデビュー。同11月に台湾で日本より先行してフルアルバム「触動心弦」をリリース。台湾でのyahooMusicチャートで最高位1位を獲得する。07年4月「花」をリリース。森山直太朗作曲、詩人御徒町凧作詞による「花」は世代を超えたヒット曲となり、07年を代表する1曲となる。08年4月には「春」をリリースし、更に幅広いファンの支持を得る。同9月に「絆」をリリース。続く10月に待望のセカンドアルバム「絆歌」を発表し、全国12箇所のホールツアーを敢行する。
08年10月に中華圏でリリースした中孝介のアルバム「心絆情歌」も、台湾ヒットチャートで1位を獲得するヒットを記録。
現在、最も注目されている男性シンガーである。

★中孝介さんは宮崎映画祭の直前、6月4日・5日に来県されます。

『トウキョウソナタ』 監督

PROFILE
1955年7月19日生まれ。兵庫県出身。
立教大学在学中より8mm映画を撮り始め、『しがらみ学園』で1980年度ぴあフィルム・フェスティバルの入賞を果たす。83年『神田川淫乱戦争』で商業映画デビュー。『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(85)、『地獄の警備員』(92)などで熱狂的な支持を集める。『勝手にしやがれ!!』シリーズ(95〜96)、『復讐 THE REVENGE』シリーズ(97)等を監督し、幅広いファンを獲得する。そして97年黒沢清の名を世界に轟かせた『CURE キュア』を発表、ロッテルダム国際映画祭でも大きな注目を浴びた。
宮崎映画祭では『カリスマ』(00)『アカルイミライ』(03)『ドッペルゲンガー』(03)『叫』(06)を上映。今回3度目の参加である。

『トウキョウソナタ』 プロデューサー

PROFILE
映画配給権の買い付けや製作投資にマネージャーとしてたずさわる。04年より、Entertainment Farmにて海外プレイヤーとのパートナーシップを築き、共同製作などの国際プロジェクトの要となる。代表作は、ミーラー・ナーイル監督の『その名にちなんで』やイーサン・ホーク監督の『The Hottest State』など。そのほか、EFが出資・製作した、ウェイン・フン監督『A Thousand Years of Good Prayers』が第55回サン・セバスチャン国際映画祭で、金の貝賞(最優秀作品賞)を受賞。