井口奈己(映画監督)
《プロフィール》
東京出身。20歳のときにかわなかのぶひろ主宰のイメージフォーラム研究所に入学。2001年に自主制作『犬猫』を発表。同作は映画批評家・山田宏一氏の絶賛を浴び、PIFF企画賞受賞する。2004年に商業映画として『犬猫』をリメイクし、高い評価を受ける。08年『人のセックスを笑うな』、14年『ニシノユキヒコの恋と冒険』を発表。寡作ながらも、世界の映画人が次回作を待望する監督である

《コメント》
タビラコ文化祭用に短編映画を作りました。気軽な感じで、映画作っちゃいなよって言われたのが新鮮で、風がビュービュー吹いてるみたいでした。
カフェに集まる人たち、子どもたちと、クリスマスの奇跡についての映画を作ろう!
ほとんど上映機会のない小さな映画です。宮崎映画祭で上映できること、これも奇跡でしょうか?
  増原譲子(スクリプター)
《プロフィール》
かつて映画監督・伊丹十三氏は黒澤明監督のスクリプターである野上照代さんを「黒澤映画のすべてのカットを知る」映画人として紹介したことがある。
映画におけるスクリプターとはそれほど重要なもので、増原氏は井口監督と二人三脚で映画を製作している。
トークショーの中でその経歴などもはっきりしてくるであろう。乞うご期待。

《コメント》
2019年夏に突然小さな映画を作ることになり、準備、撮影、編集、仕上げと、その年のクリスマスの上映に向けて駆け抜けました。
一年過ぎて、世の中が一変してしまいましたが、今回上映できる機会をいただき感謝です。
大きなスクリーンで見るチャンスはなかなか貴重ですので、味わっていただけたらうれしいです
  岩井澤健治
《プロフィール》
81年、東京都出身。石井輝男監督に師事し、 実写映画の現場から映像制作を始め、その傍らアニメーション制作を行う。
08年、初アニメーション作品「福来町、トンネル路地の男」を完成。
以後、アニメーションを中心とした短編映画の制作を続ける一方、映画「サイモン&タダタカシ」(17)では、実写映画の中のアニメーションを担当した。
2012年から本作『音楽』を手掛ける。
原作は、漫画家であり俳優の大橋裕之の「音楽と漫画」。
本作を脚本、絵コンテ、キャラクターデザインから手がけ、実写の動きをトレースする「ロトスコープ」という手法を用い、7年の時間をかけてアニメーション映像化した。
世界四大アニメーション映画祭の一つであるカナダの第43回オタワ国際アニメーションフェスティバルにおいてコンペティションに出品され、
日本作品として湯浅政明監督以来、2度目となるグランプリを獲得した。


《コメント》
ここの度は宮崎映画祭に参加できること大変嬉しく思います。
昨年の3月に「音楽」の舞台挨拶で初めて宮崎を訪れましたが、あまりゆっくりできなかったので、今回は美味しいものを食べて宮崎を満喫したいと思っています。


  樋口真嗣
《プロフィール》
65年、東京都出身。映画監督、特技監督、装幀家など多才。通称ハチヨンゴジラと呼ばれる『ゴジラ』(84)で現場デビュー。85年に『八岐之大蛇の逆襲』で特技監督をつとめる。自然光の下でのミニチュア撮影やその画面作りは、低予算故の苦肉の策であったとはいえ、本作に溢れる才気はその後の活躍を十分に予見させる。95年から平成ガメラシリーズ以降は、現代日本映画の第一線を走り続ける。アイドル映画をヒグチしんじ監督名義で発表、以来、監督として『ローレライ』(05)『日本沈没』(06)など様々な日本映画をヒットさせる。公開予定作品に『シン・ウルトラマン』がある。宮崎は再三、お世話になっており、宮崎映画祭への参加多数、2020年には生頼範義賞の審査員も務める。


《コメント》
久しぶりに映画祭で宮崎です。かつてご一緒した先輩方と、年齢的には上になってしまったのが心底震えますが、素直に嬉しいです。しかもチャンピヲン祭りです。祭りがダブルでテンションだだ上がりです。不要不急とは言いません。ソーシャルなディスタンスを守って盛り上がりましょう!
   伊藤和典
《プロフィール》
54年、山形県出身。脚本家。テレビアニメ「サイボーグ009」(79)の制作進行の後、スタジオぴえろで「ニルスのふしぎな旅」(80)の制作進行をつとめ、その後「うる星やつら」(81)に参加する。83年に代表作の一本である「魔法の天使クリィミーマミ」の原案、シリーズ構成、脚本を手掛け、88年から「機動警察パトレイバー」のシリーズ構成、脚本。その後、金子修介監督・樋口真嗣特技監督と組んだ『ガメラ大怪獣空中決戦』(95)、『ガメラ2レギオン襲来』(96年)、『ガメラ3邪神<イリス>覚醒』(99年)では“大人も燃える怪獣映画”を実現し、高い評価を得る。他の主な作品は『機動警察パトレイバー THE MOVIE』(本作)、『機動警察パトレイバー2  THE MOVIE』(93)、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)など。『攻殻機動隊』は日・米・英で同時公開され、“ジャパニメーション”の代名詞的存在になった。近作に『空母いぶき』(19)などがある。現在、熱海怪獣映画祭を主宰している。宮崎映画祭のご意見番的存在。


《コメント》
「機動警察パトレイバー the Movie」は、私にとっては初めての劇場版アニメであり、とても感慨深いものがあります。 公開30周年にあたる2019年の年末にたまたま観る機会があったのですが、今観ても十分おもしろいことに驚きました。 パトレイバーはOVA、TVシリーズ、2本の劇場版に関わってきましたが、この作品が私のイチ押しです。 どうぞ、お楽しみください。